ごあいさつ

「支え合いつつ」

 木々の会は1994年に設立されました。

これまでを支えてくださったもの、それはご家族の想いであり職員の情熱であり理事の方がたや先達の理念、メンバーとの協同の活動を自らの喜びとされるパートナーの笑顔、会員や地域の方がたの励ましのひと言でした。

そして常に「原点」に立ち返らせてくれたのはメンバーでした。

 思いがけない発病、時として幻聴等も伴う自らの病や薬と付き合い、社会の様々な壁に苦しみながら「何故生きるのか」の問いの前に立たされる当事者たち。

その哀しみの深さ故にこんなにも優しいのか、人生の豊かさや感動をも与えてくれる当事者の魅力が、絆を結び繋がりを広めていったのです。

 木々の会は言わば「しろうと」の団体です。決してスマートでもスピーディでもありません。

愚直と思われる程に手数と時間をかけ実直な歩みの中から、夕食会、バザー、就労、移動喫茶、絵手紙教室など多彩なプログラムを生み継続してきました。

またボランティアとしてメンバーと活動を共にする中で「支えているつもりが支えられてもいる」との実感から「パートナー」の呼び名も生まれました。

振り返れば木々の会は「雑木林」のイメージで名づけられました。

広葉樹あり常緑樹あり根の張り具合、花や葉や実のつき方もそれぞれに違う樹々たち。

土の中ではこがね虫や蝉が眠り小鳥の(ふん)はバクテリアが分解する。

きれいな小川のほとりでは、旅人が腰をおろして水をのみ疲れを癒す――。

そんなサイクルの中でどれも無駄なものは無く、ひとつひとつが雑木林を形づくる大切な存在なのです。

これからの木々の会はどんな歩みと出会いを重ねてゆくのでしょうか。

木々の会前理事長 吉田 和子

木々の会ってどんなところ?

木々の会に関わっている人たちに聞いてみました

現在の木楽舎は、私にとって大げさかもしれませんが、家族と同様の存在になっています。

自分は一人では生きていけない。母・父・兄弟がいて育った。

父を亡くし、母を亡くし、兄弟とは三か月に一回食事をするくらいだから。

木楽舎では毎日、同じようなメンバーとすごしている訳で、たまに会う兄弟より、木楽舎のメンバー・スタッフのほうが家族のようです。

悩みや話があればだれでも話してくれるし、それが大きい。

食のバランスが木楽舎の昼食で賄える。朝・夕は軽食ですましているから。

言いたいことがあれば言うことができる、上下関係がない、そういう木楽舎でこれからもすごしていきたいです。

木楽舎メンバー 相原良幸

(木々の会便り 第40号 2011年7月14日発行 掲載文章より一部抜粋加筆)

もう十年くらい前になるでしょうか。ヘルパーの研修をむくどりの家で受けさせていただきました。

実習ではランチ作りに参加し、皆さんで決めたメニューは、 鯖の味噌煮でした。

内心こんなに大人数の味噌煮どうしようと不安を抱えつつ作り始めました。

味がよくわからず後から、後から味噌をつぎ足してほんとに味噌をたくさん使ってしまいました。

その時の味とか、他のメニューとかは何にも覚えていないのに味噌をこんなに使ってしまって申し訳ないと、しばらく悩んでいたことを覚えています。

さをり織り

この研修で忘れられなかったことが、もう一つありました。

さおり織りです。織り機に向かっている姿のかっこいいこと、織り上がった布の色彩のきれいなこと、今まで出会ったことのない手仕事でした。

それから何年か経ち、退職をしました。古いお知り合いで木々の会大先輩の吉田さん、滝田さんの後押しを受け、むくどり手織りの日に参加することができまし た。

暖かく迎えられ、すっかり気をよくして中村さんと二人現在に至っています。

織った布で小物を作ったり、冨田先生にいろいろ教えていただき、みんなでワイワイ、ガヤガヤ楽しい一日です。

先日の区民祭りでほっとぽっと別館の入口にさおり織りの飾りつけをしました。区民祭当日、友人に見せたくて一緒に別館に行きました。

静かな空間に織布が映えて友人と二人で「ワー きれい」とつぶやいていました。

この織布一枚一枚に歴史が感じられるのです。

木々の会パートナー 大橋光子

(木々の会便り 第45号 2012年12月17日発行 掲載文章)

スタッフ紹介

法人内に常勤職員7名、非常勤7名、アルバイト職員6名がいます。
すみっこさん
頼れる人。わからないことを「わからない」と言いやすいです。虫が苦手で、まじめな人です。

ペガサスさん
お米が大好きで、ウクレレを習っています。メンバーに頼られていて「あれ、どうなってる?」「これ、どうすればいい?」と声をかけられます。厳しさと抜けてる所とあります。
フンチャさん
いろいろなことを面白がってくれる。頼れるし、ゆったりしている印象があります。いろんな分野の友人がいて、楽しいです。
ブランさん
お酒が好きで、話が面白く、いるだけで安心する人です。相談しやすいです。
ネコさん
お料理が上手で、一緒にいると元気が出ます。面白くてかわいいシャツをいっぱい持ってます。飼ってるネコちゃんがかわいい。
ダンスさん
 ひとりで何でもできちゃう頼もしい人。男前。懐が深い。料理もちゃんと作っていてすごい。
バイクさん
明るく元気な女性。話しやすく、あたたかくて、一緒に助けてくれる。